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新卒が基本情報技術者試験に合格しました。

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Kota

はじめに

明けましておめでとうございます(今更)。Kotaです。

令和3年秋期の基本情報技術者試験に合格し、先日合格証書が届きました。

今回は僕が実際に行った試験対策をご紹介します。合格を目指す方の参考になれば幸いです。

勉強開始時期

受験日を11月に設定し、9月より本格的に対策を始めました。
この時期はある程度業務にも慣れ、安定して勉強時間を確保することができました。制約条件としては以下の通りです。

  1. 出勤時間→10:00~19:00(土日祝休み)
  2. 通勤時間→約2時間(往復)※電車
  3. 睡眠時間→7時間は確保

勉強方法(午前)

下記を参考にしました


個人的に、新しい概念について学習するときは比較的イラストや図解があると理解しやすいので、過去問に取り組む前はキタミ式を参考にしていました。また、書籍の中で個性的なキャラクターたちが会話形式で学習していく様子が描かれていて惹きつけられやすかったのも良かったです。

キタミ式同様、FE対策の定番である過去問道場には大変お世話になりました。午前と、午後の問1~5への対策はほぼこのサービスで完結するかなと思います。

僕の場合は出勤に掛かる時間が長いので移動時間を有効的に使う必要があり、ほとんど過去問道場を解きながら移動していました。計算が必要な問題については流石に難しいので、週末のまとまった時間で午後対策と共に学習していました。

平日は午前、休日は午前の計算問題と午後対策、というようなリズムです。

業務でバックエンドの開発を行っていたこともあり、セキュリティやDB、ソフトウェア設計等の分野は比較的理解しやすかった印象があります。ほんの少しでも学習内容について自己体験があるのは良かったです。

苦手に感じてしまう分野への対策ですが、僕は得意分野のスコアを伸ばすことで何とか乗り切りました(ソフトウェア・ハードウェア、ネットワークに対して最後まで苦手意識が払拭できず、結果的にはセキュリティで満点を取れたので合格できたようなものです、、、)。得意なことを伸ばす方がモチベーションの維持にも繋がるかなと思います。

勉強方法(午後)

下記を参考にしました

問1~5

午前よりも更に深掘りした内容を問われる午後問題ですが、こちらは多くの方が仰るように、午前対策で学習する知識さえ頭に入っていればそこまでハードルを感じないかなと思います。むしろポイントを見落とさずに長文を読み進めることに時間を掛けるほうが良いんじゃないかな~と思います。

問6(疑似言語)

僕の中で最大の壁がココでした。設問6以降は得点配分が高い分確実に正答しておく必要がありますが、設問後半でのアルゴリズムの応用問題が中々解けませんでした。内容によっては設問前半から躓いてしまい、後半も芋づる式に全滅なんてときもありました、、、。

本番ではギリギリ6割の正答率だったのですが、正直問題に救われたかなと感じてます。ただ、問6に関しては最初は躓いてしまうかもしれませんが、しつこく何度も問題を解くことで自分なりに咀嚼するしか無いかなと思います。

僕が少しだけ苦手意識が薄れた瞬間としては、「処理に対して実際に何かしらの値を代入することで、流れと結果を把握する」というテクニックを実践しているときでした。
解説を見ると「なるほどな~」と思えるかもしれませんが、そこで書かれているイメージに引っ張られてしまい混乱するリスクもあります。なので、実際に値を入れてみて、自己流で処理の途中経過を書き出し、流れを追う。所謂トレースと呼ばれるテクニックですが、やはりこれが一番効果的だと思います。

問7~11(ソフトウェア開発)

こちらに関しては、自身が選択する言語の基礎を一通りなぞり終えた段階で過去問に入ってしまって良いかと思います(問6にある程度慣れているのが前提)。
僕はPythonを選択したので過去問はありませんでしたが、IPAが公開しているサンプルの問題を解いてみてもさほどハードルを感じませんでした。
参考書では予想問題がいくつか紹介されていたものの、僕はどちらかというと問6を理解することに時間が掛かってしまったのですが、結果的に本番でも処理の流れを追えたことが大きかった気がします。

失敗談

学習において、「インプット3:アウトプット7」という概念をよく目にしますが、正しくその通りだなと思いました。

僕は9月から本格的に学習を始めたわけですが、それより前からキタミ式を読んではいました。そして読んだ内容を同期とのグループチャット内にて毎朝共有するという取り組みもしてはいたんですが、日に日に共有することが目的化してしまったのと、共有して満足してしまうという状態に陥ってしまいました。

誰かに教えるつもりで勉強するのは良いことだと思うのですが、チャットではどうしても一方通行になってしまうのがデメリットかなと思います。

結局、新しい概念に触れたら、直ぐにそれをテスト(今回であれば過去問を解く)してみて、自分の理解度を検証するのが手っ取り早いという結論に致りました。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
あくまで一合格者の考えなので鵜呑みにするのは危険かもしれませんが、今回の内容の中で一つでも参考になるものがあれば幸いです。

では最後に僕の上司からの助言を共有して終わりたいと思います。

「FEに限らず資格を取るだけだったら正直勉強すれば誰でも可能で、資格を取る過程で得られた知見を実務に落とし込めるスキルの方に価値があるんだよね。」


没頭するあまり資格を取ることが目的化しないよう気を付けつつ、合格を目指して頑張りましょう!

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ABOUT ME

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Kota
新卒入社3年目。SAKURUG TECHBLOG管理者。社内業務システムやフロントエンド開発を行っています。

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