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JCLとシェルについて

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Koji.T

はじめに

システム開発をするにあたり、JCLやシェルを作ったり、修正することがあります。

シェルはサーバー系のシステムでよく使われ、JCLは汎用機系のシステムでよく使われます。

シェルとJCLの比較

シェル

JCL(Job Control Language)

使用環境

UNIX/Linux系システム

メインフレーム(主にIBM系)

主な目的

対話的なコマンドで実行、スクリプト作成

バッチジョブの制御と実行

文法

比較的シンプルで柔軟

厳格で固定的

実行モード

対話的およびバッチ

主にバッチ

プログラミング機能

制御構造、変数、関数等をサポート

限定的なプログラミング機能

ファイル操作

直接的で柔軟

より構造化され、ジョブステップとして定義

リソース管理

OSに依存

明示的なリソース割り当てが必要

学習の容易さ

比較的容易

より専門的で学習曲線が急

シェル

プログラムを動かすときに、このシェルを動かすことで、

1つの業務処理を動かせます。

プログラムを動かす際に必要な情報(入力や出力のファイル名やDB名など)を指定したりします。

BシェルやCシェル、Kシェルなど、種類がいくつかあります。

参考:http://uralowl.my.coocan.jp/unix/job/UNIX/tool/ksh.html

JCL(ジョブコントロールランゲージ)

プログラムを動かすときに、このJCLを動かすことで、

1つのジョブを動かせます。

複数のステップから構成されます。

プログラムを動かす際に必要なパラメータなども指定します。

参考:https://www.arteceed.net/wp-content/uploads/2009/09/intrdr1.png

まとめ

どちらもプログラムを動かすために必要な物であり、

似ていますが書き方や開発環境などは、かなり違ったものになります。

システムによって使われるものが違うので、どちらも読めるようになると

お得です。

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ABOUT ME

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Koji.T
中途で入社しました。いままでの経歴はIT業界が半分、あとの半分は運送業界です。フォークリフトすき。特技は汎用機系の開発です。