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ASP.NET CoreアプリにおけるAzure App Serviceでの構成

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Tomomitsu

はじめに

ASP.NET Coreアプリーションにおいて構成は不可欠である。
これにより、データベースの接続情報やストレージの接続情報などやさまざまなサービスの接続情報やトークンといったものをプログラム本体に記述せずに外部から与えることができる。
しかし、こういった情報はローカル開発時や開発環境、ステージング環境、本番環境といった環境に応じて接続先が異なり変えていきたいといった要求がある。
これらは、App Serviceなどのサービス側に記述していくにはどうしたらよいかということについて書いていきたい。

ローカル側

ローカル側では通常、appsettings.jsonにJSON形式で記述されるのがデフォルトとなっている。
ASP.NET Coreアプリでデフォルトで記述されている構成の例を取って今後説明していきたい。

{
  "Logging": {
    "LogLevel": {
      "Default": "Information",
      "Microsoft.AspNetCore": "Warning"
    }
  },
  "AllowedHosts": "*"
}


上記の例ですと、Logging→LogLevelの中にDefaultというキーとMicrosoft.AspNetCoreというキーがありそれぞれInfomationとWarningというValueが格納されています。
さらに、AlloedHostsというキーに*というValueが格納されています。
では、これをApp Serviceの構成に格納する例を見ていきたいと思います。

App Service側

App Service側ではappsettings.jsonでいう階層の区切りは「__」2つのアンダースコアで区切るという規則があるので一つ目を例に取ると以下のようになります。

名前:Logging__LogLevel__Default
値:Information


同様に

名前:Logging__LogLevel__Microsoft.AspNetCore
値:Warning

名前:AllowedHosts
値:*


以上のように書けます。

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ABOUT ME

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Tomomitsu
2017年2月中途入社。業務ではAzureへのモダナイゼーションを行っています。Microsoft MVP for Developer Technologies 2022 -

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