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コミュニティ活動のすすめ

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Tomomitsu

コミュニティ活動とは?

ここでは、ソフトウェア開発者におけるコミュニティ活動ということで定義します。
主に、あげる次のようなコミュニティ活動があろうかと思います。

  • OSSへのコントリビューション
  • QAサイトでの技術的な回答
  • 技術的なブログ記事の投稿
  • オンライン・オフラインイベントの運営や登壇活動
  • 技術書籍の出版


いずれの活動も、多くのソフトウェア開発者によい影響を与えてより多くのことをできるようにする活動といえます。

ひいては、開発者個人のまたは活動をおこなった自身の可能性を開花することにもつながります。

コミュニティ活動の詳細について

OSSへのコントリビューション

昨今のソフトウェアはOSSによって支えられていることは疑う余地はありません。LinuxをはじめとしたOSから始まり、.NETのようなフレームワーク、Semantic KernelのようなLLMのSDKなど様々な大小のOSSが存在しています。
これらのOSSに対して簡単なところならバグ報告としてIssueを上げるから始めていけるとよいと思います。

QAサイトでの技術的な回答

その製品やOSSに対してフォーラムやQAサイトが設けられていることが少なくありません。
もし、あなたがその製品に対して精通しているのならば困っている他の方の助けになりましょう。一緒に問題を解決することで自身のスキルアップにもつながります。

技術的なブログ記事の投稿

なにか、技術的に新しい発見やできたこと。また、公式ドキュメントに掲載されているものの手順がわかりにくいなどあったら是非ともブログ記事にまとめて投稿しましょう。
その過程で、調査・検証をします。ここで、自身のスキルアップにつながります。

オンライン・オフラインイベントの運営や登壇活動

もっとも、インタラクティブかつ、スキルアップにつながると思われるのが登壇活動です。
まず、技術的なことの調査・検証をまとめるというところまではブログ記事の投稿と同様ですが登壇活動となるとプレゼン発表しなくてはなりません。ここが大きな違いです。
自ら、調査・検証したもの自分なりにまとめて自身のことばでしゃべるところまでできるのが登壇活動です。
さらに、イベントの運営をするとオンラインですと動画配信のスキルなども求められます。オフラインイベントですと会場の設定や当日の物理的な運用などイベントにまつわるあれこれが得られます。
さらに、ハイブリッドイベントともなるとその両方の要素が加わりなおかつ目が届きにくいオンライン側についての工夫をどうするかという問題があります。かなり難易度が高くなります。

技術書籍の出版

最後に、技術書籍の出版です。
文章を書くという意味合いではブログ記事と同様ですがその分量が違います。
その分野における精通した知識とともにきちんと体系化できる能力も求められます。
この過程で得がたいスキルアップができるといえます。

まとめ

コミュニティ活動というと、一般的には金銭的な対価があるわけではないのに頑張っている人たちがいるというイメージがあります。
しかしながら、コミュニティ活動を行うことにより周囲ももちろんのこと、自身にとってもスキルアップにつながるというとてもよい効果があります。
是非とも、新しい技術のキャッチアップの場として、また既存の技術を磨くためにもコミュニティ活動に挑戦しましょう。

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Tomomitsu
2017年2月中途入社。業務ではAzureへのモダナイゼーションを行っています。Microsoft MVP for Developer Technologies 2022 -

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