現在参画している企業にてWeb会議自動文字越こしサービス「Notta」の導入検証を行いました。
活動によって確認できたサービスや機能の特徴や導入時に気づいたことを紹介します。
NottaとはWeb会議における録音/文字起こし/AI分析による要約を行っていただけるサービスとなる。
会議後に発生する議事録作成の時間短縮などの活用が期待できる。
Officalサイト: https://www.notta.ai/
サービス機能を会議に参加させることで会議中の発話内容を参加者毎に仕分けを行った上で、
テキスト情報として文字越しをほぼリアルタイムで実施できる。
録音も同時に行っており、発話内容単位で録音を再生することができる。
Web会議終了後にAIによる生成機能を利用することで、会議の議事録が作成される。
Web会議での発言内容をAIが解析し、会議でどのような話が行われたかを要約してくれる。
※要約が強すぎるので、本来の議題からはかなり省略され、説明不足を感じる。
Web会議での発言内容をAIが解析し、話題を仕分けしてチャプターを生成してくれる。
※自動生成となるため、本来用意したアジェンダとは乖離がある場合が多い
Web会議での発言内容をAIが解析し、話題の中から課題/持ち帰り項目を抽出して整理してくれる。
※自動生成となるため、議題にあがった持ち帰り項目からすると不足を感じる。
専門的な用語が飛び交う会議も多いので、AIによる録音/文字起こしの際に的確にテキストに起こすには
予め、頻発する単語を登録しておくことで、テキストへの変換ミスを予防することができる。
図.Notta画面イメージ
チーム内で共用で利用するサービスアカウントを発行いただいた。
利用スケジュールなどを日々共有しながら、各チームで開催されるWeb会議にて活用し、
利用感や各機能に対する感想や実績の蓄積を実施。
推進チームにて検討/提示されている項目を元に所属チームにて検証実績をベースに
導入推進チームへのエスカレーション内容を精査
・録音
・文字起こし
・AI要約
・編集
・議事録作成
・辞書機能
・ログイン
・使用料金
本格導入後に利用したところ、検証時の機能/性能より明らかに改善しているところがあり、
その対応に驚いた。
※特にベンダーへの指摘などは行っていないが、他からも要望が多かったのでは?
検証中の確認で、文字起こしの際に相槌(「うん」/「え~」/「そうですね」など)を
拾っていて、テキストにした際に読みづらく感じていただが、本格導入の際にはAIが
余計な相槌などを文字起こしから除外するように機能してくれていた。
AI要約を前提としたアジェンダを構築。AI要約にて生成された議事録内のチャプターが
こちらが用意したアジェンダとの乖離があるのが気になっていた。
録音機能もあるので、それと併用することを前提に会議の流れを提案したい。
※AIの要約で懐疑内容と乖離が生じることを前提に、会議の前段/終段にて
必要なことを整理/発話するパートを設ける。
図.Nottaの利用を意識したファシリテート案
個人的な期待として、要約機能をレベルで調整したり、会議の内容を分析して作成する
チャプターの精度をファシリテーターが用意したものに近くなることを期待したい。