SAKURUG TECHBLOG

エンジニアの社内ワークフローの基礎

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Haruya

はじめに

こんにちはPdDiv2年目のHaruyaです。

今回は他企業のプロジェクトに参画して得た、ワークフローの重要性についてお話しできればと思います。

まだ会社内でワークフローが整っていないベンチャー企業のSEの方などの参考になれば幸いです。

今回は例として自社のコーポレート運用を参考にお話し致します。

現状のワークフロー:

広報からの更新依頼を受ける→SEが対応→上長の確認→公開

メンバー:

広報担当:3名

PM:1名

PG:1名

問題点:

①広報担当から不定期に各々依頼が来るため、依頼の段階での要件被りが起こってしまう。(例:新デザインのフッター修正と旧デザインの文言修正が別々の人から別タスクとして同じタイミングで来る。)

②SE対応後にチェックする項目、内容が決まっていないので、各々の判断で上長へ提出になっている。

③指示書がないので、実装者側の感覚での実装になってしまい、無駄なラリーが起こってしまうことがある(例:アイコンを追加してほしい!→修正後にアイコンをもう少し小さくしたい)

現状では上記のような問題が起こっています。

上記のような問題は、どの案件、プロジェクトにも言えることですが、依頼元と実装側の期待値の相違によって起こっているものがほとんどです。

ワークフローの構築はこのような各々の認識の相違をできる限りなくすことによって円滑にプロジェクトを進めるために存在します。

さて上記の問題を解決するにはどのような方法があるのでしょうか?

①の問題点(広報担当から不定期に各々依頼が来るため、依頼の段階での要件被りが起こってしまう。)

【依頼元】が各自の依頼を把握していないことや直接実装者が依頼を受け取っている所にあります。

たとえ各々backlogでチケットを建てたとしても、被った課題をマージする際に取りこぼしなどが起こりかねません。

この問題を解決するには更新のタイミングのスケジュールを作成することが重要です。 図で表すと下記のようになります。

このように更新の日程や指示がまとまっているだけで作業日や工数がはっきりと設定できたり、指示の被りが起こらなくなるのでPG広報共に余計な負担が掛からなくなります。

②の問題点(SE対応後にチェックする項目、内容が決まっていないので、各々の判断で上長へ提出になっている。 )

チェック項目が決まっていないところです。 当たり前ですが、1年目のPGと10年目のPGでは経験値の差があり、レビューする点も変わってきます。

ここを統一し、一定以上の質の担保を行うことで基本的な誤字脱字や表示抜けを防げます。 主に新規ページになりますが代表的な内部レビュー観点は以下になります。

①title metaタグ

②リンク

③テキスト

④コンソールエラー

⑥指示書の内容が取り込めているか

⑤PDF、画像のパスチェックなど

③の問題点(指示書がないので、実装者側の感覚での実装になってしまい、無駄なラリーが起こってしまうことがある)

指示が抽象的な所にあります。

特に技術者と技術未経験な依頼者との間に起こりやすい問題ですが、フォントは幾つなのか、画像の大きさは?レスポンシブの対応はどうなる?など技術者の中では当たり前なものが、指示書内にない場合が多いです。

あらかじめ指示書の雛形を渡す(SP、PC表示やフォントサイズ、画像の大きさを入れる雛形を渡す)ことで、ここはどう対応しますか?のラリーを減らすことが可能になります。

上記のようなワークフローは基本中の基本ですが、取り入れられてない現場も多いと思います。

私も社外に出るまで自分自身でワークフローを整理するリソースがなかったため、工数がかかってしまうことが多くありました。

1年目でまだまだ学ぶことも多いですが、小さなことから進めていければと思います。


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