SAKURUG TECHBLOG

Google Workspace Studioを触ってみた

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Ryuto

 

今月からGoogle Workspace Studioが一般公開となりましたので、本記事にてご紹介できればと思います。AIエージェントによる業務自動化などに興味がある方の参考となれば幸いです。

Google Workspace Studioとは?

Google Workspace Studio(旧称:Google Workspace Flows)は、最新のAIモデル「Gemini 3」を核とした、Google Workspace専用の次世代型業務自動化プラットフォームです。

 

最大の特徴は、従来の「Aが起きたらBをする」という単純なルールベースの自動化を超え、AIによる「内容の理解・推論・判断」をワークフローに組み込める点にあります。例えば、受信メールの内容から緊急度や感情をAIが判断し、それに応じた適切なアクション(要約、タスク登録、返信案作成など)を自律的に実行する「AIエージェント」のような仕組みを構築できます。

 

操作は完全にノーコードで、日本語による自然言語の指示(プロンプト)だけで複雑なワークフローを作成可能です。Gmail、ドライブ、スプレッドシートといった純正アプリはもちろん、Salesforceなどの外部SaaSともシームレスに連携します。

 

これまでプログラミング知識が必要だった高度な自動化を、現場の一般ユーザーが数分で実現できるため、組織全体の生産性を劇的に引き上げるツールとして期待されています。

実際に利用してみる

まずはこちらから管理画面へアクセスします。

左上の+ボタンを押すと、↓のような画面で新しいワークフローを作成できます。

「Starter」というのがワークフローを実行するトリガーとなっており、「Actions」が実際に実行される処理のようですね。

 

今回は、毎朝9時に未読メールをまとめて通知してくれるワークフローを作ってみようと思いますので、「Starter」には「On a schedule」を選択します。

また「Actions」には「Recap unread emails」を選択します。デフォルトのままだと英語で出力されるため、日本語で出力するよう命令を追加してみるとよさそうです。

そして「Notify me in Chat」のStepを追加し、Step2でまとめた内容をチャットに通知してもらいます。

最後に「Turn on」を押して設定完了となります。これで重要なメールを見逃すことが防止できそうです。

触ってみた感触

ワークフローの構築に関しては、想像をはるかに超えて簡単にできました。Google Workspaceのアプリとの連携もスムーズで、やりたいことが直感的に実現できるという感覚が持てます。

 

一方で、まだ一般公開して間もないということもあり、選択できる処理の種類はまだまだ少ないというのが正直なところです。(Google Apps Scriptでカスタムの処理を追加することは可能です。)

 

AIを搭載した柔軟なワークフローによる業務自動化に興味がある方は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

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ABOUT ME

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Ryuto
長期インターン。フロントエンドエンジニア。機械学習領域にも手を伸ばしていきたい。